以前 CopyTrans というソフトを紹介しましたが、今回は CopyTrans TuneSwift というソフトを紹介します。
CopyTrans TuneSwift は iTunes のバックアップや iTunes のライブラリ移行などを簡単に行うソフトウェアです。iTunes のライブラリは確かに手動で移動やバックアップすることができますが、ちょっと間違えると iTunes が起動しなくなったり、ファイルが消滅したりして厄介です。
CopyTrans TuneSwift はその辺りの iTunes の移動やバックアップをボタン数クリックで実現してくれます。下手に手動で触るより絶対にこのソフトを使うほうが効率が良いです。
iTunes を新しいパソコンに移行する
新しいパソコンを買った時に iTunes を新しいパソコンに移行することができます。以下に手順を紹介します。ファイルのコピーの時間を除き、全ての手順はトータル5分もかからないくらいシンプルですが、ソフトのを作った会社に聞いたところ、お使いの iTunes ライブラリのサイズにより異なるそうです。大きいサイズのライブラリは作業に時間がかかるので、必ずしも5分というわけではなさそうです。
移行前の iTunes ライブラリ
画像を誤って削除してしまいましたが、移行前の iTunes ライブラリに音楽データが既にあることを想定しています。この iTunes を新しいパソコンに移行します。
転送を選択する
CopyTrans TuneSwift をインストール起動します。
何をしたいのか聞かれますので、転送を選択します。
パソコンを選択する
移転するOSを選択します。
新しいパソコンを選択する
他の項目は単なるライブラリの移動です。ファイルを別のパソコンに移動して、そこで iTunes を復元したい場合は新しいパソコンを選択する必要があります。
転送先HDDあるいは場所を選択する
バックアップファイルを作る場所を選択します。通常は外付けHDDであったりUSBであったりするかと思います。
バックアップファイルを確認する
バックアップファイルを確認するか聞かれるのではいをクリックする。
バックアップファイルが完成
自動的に作業が進んでこれで終了。iTunesBackup.tws というファイルが作成されます。このファイル一つに音楽データや動画データなどが全て含まれています。これを新しいパソコンに持っていけば良いわけです。
ちなみにバックアップファイルには、アプリケーションや iOS バックアップのデータも含まれているらしいです。バックアップファイルは、iTunes ライブラリのサイズに応じて複数作成される場合があるので、複数作成された場合は、リストアには連番のないファイルを選択します。
どちらにせよファイルを少なくまとめてくれるので、とてもシンプルで親切ですよね。ここで古いパソコンでの作業は終わりです。
新しいパソコンにバックアップファイルを移行
ここからは新しいパソコンでの作業です。
新しいパソコンにバックアップファイルを移動します。
リストアを選択する
バックアップファイルから iTunes にデータを復元するのは基本的にリストアです。
リストアスタートする
先ほど移動してきたバックアップファイルを選択してリストアスタートをクリック。
バックアップファイルを確認する
バックアップファイルを確認するか聞かれるのではいをクリックします。
リストア完了
これで復元が完了しました。
プレイリストも音楽データも全て移行前と一緒です。ここでは確認できませんでしたが、アプリケーションや iOS バックアップ、再生回数、レートなどのメタ情報も移行されるそうです。適当にクリックをして新しいパソコンにひとつだけファイルを移動して、また適当にクリックするだけで移行できるのでとても簡単ですね。
iTunes のファイルを外付けHDDや別の場所に移動する
iTunes の音楽データが多くなってきた場合などに外付けHDDを買ってきて、そこに iTunes のデータを移動したいといった場合に CopyTrans TuneSwift を使うと良いです。簡単に説明します。
転送を選択
OSを選択
移動先を選択する
他のフォルダ/ドライブか外付けハードディスクを選択します。どちらを選択しても結果的には参照することができます。
転送先を選択する
転送先を選択して転送します。以上で iTunes 側の設定と各種関連ファイルの移動を行ってくれます。
HDDクラッシュに備えてバックアップをする
CopyTrans TuneSwift はバックアップもすることができます。しかも差分バックアップが取れてしまうというハイスペックソフトウェアです。それもたった数クリックです。
バックアップを選択する
バックアップの方法を選択する
フルバックアップとは、初回のバックアップみたいなもので全てのファイルをバックアップしてくれます。差分バックアップとはフルバックアップとは違い、新しく増えたファイルや減ったファイル、変更を加えたファイルのみを初回に取ったバックアップに反映しれくてます。
差分バックアップのメリットがわからない人のためにもう少し詳しく説明すると、バックアップをするのに毎回フルバックアップしていると時間がかかって大変です。差分バックアップは前回のバックアップファイルを元に必要な分だけをバックアップしてくれるのですぐ終わります。要は無駄がないのです。
まとめ
CopyTrans TuneSwift では以下の作業が簡単にできます。
- Windows から Mac への iTunes データの移行
- Windows から Windows への iTunes データの移行
- iTunes データのバックアップ
- iTunes データの差分バックアップ
- iTunes データの移動
全て手作業でやればできることですが、複雑な作業なのでソフトに全て任せるのも十分有りかなと私は思います。特にパソコンに詳しくない友人がいる時なんかは、シェアソフトではありますが、何時間も悩むよりこのソフトを紹介してあげるとスムーズに作業が進むと思います。また、バックアップは頻繁に行うと良いと思いますので、バックアップ目的にもこのソフトは使えますよ。
takaさんのコメント
質問ですが
新しいパソコン側にもCopyTrans TuneSwiftのダウンロードおよびインストールは必要なんですか?