iPod に入っている音楽データを iTunes に完全復元(バックアップ)する CopyTrans

PC の iTunes にある音楽データが全て無くなってしまったとき iPod の中に音楽データが残っている場合は以下の方法で復元できるということで以前ご紹介させて頂きました。

しかし今回もっとパワーアップした CopyTrans を見つけましたので紹介させて頂きます。

ダウンロード

ダウンロードはこちらから行えます。

インストール

インストール方法は以下のページがそのものズバリですね。簡単すぎて私が説明することがないです。
インストール方法 – CopyTrans

バックアップ

起動するといきなり iPod を接続してくださいと出てきます。コードは購入しないと手に入りません。試してみたい場合はコードは入力せずに実行することもできます。

挿したら上にあるバックアップ開始をクリックします。スマートバックアップで構いません。

全部リストになって出てきます。文字化けなどもなく、プレイリストまで復元できました。レートも再生数も保持されています。大体内容みて OK ならばバックアップ開始をもう一度クリックすると始まります。3000曲程度ある場合で40分ほどかかります。

復元が完了しました。アートワークもちゃんと最大サイズで取れています。ただし、プレイリストのフォルダがプレイリストになっている点が気になりました。ソフトの制作会社によると、プレイリストは完全には対応していないとのことです。

現時点で、CopyTransは「プレイリストフォルダ」のバックアップに未対応です。そのため、全てプレイリストとして転送されます。この「プレイリストフォルダ」転送ですが、開発部に伝えておりますので、将来の機能追加の参考とさせていただきます。

ipod 野郎とは違って有料では御座いますが、取り出せるデータの量が違います。より元の状態で復元したい場合はこちらのソフトが便利です。

ちなみに購入ですが、Windows からサイトにアクセスしないと買えません。Mac でライセンス購入して Windows で使いたいって人ははまるので注意しておくと良いです。

追記: いくつか気になる点を質問させて頂きました

iPod Classic から音楽データを復旧しましたが、音質などが落ちることはあるのでしょうか。落ちているのでしょうか。

CopyTransはiPod内のデータを読み取り、それをiTunesまたはPC上の任意のフォルダにコピーします。この作業で、CopyTransが音楽ファイルの内容を変更・修正することはありません。変更の権限がありませんので、従って、音質が変わることもございません。iPod内にあるファイルそのままを転送します。もし何かお気づきの点があればご連絡ください。

Windows OS の再インストールをするために音楽データをバックアップする必要があるが、iPod に音楽データを入れておいて後で CopyTrans を使って復元するのはあまり良い方法ではない?

音楽データ、ここではiTunesライブラリの復元、という理解でよろしいですか。
iTunesライブラリ復元には、いくつか方法があります。

1.iTunesでDVDにバックアップデータを作成→OS入れ替え後リストア
2.外付けHDDにiTunesライブラリをコピー→OS入れ替え後リストア
3.CopyTransなどのソフトを使って、OS入れ替え後にiPodからiTunesにバック
アップ

どの方法がよいか、というのは状況によって変わるかと思います。iTunesライブラリをDVDや外付けHDDにバックアップしておけば、OS入れ替え後もそのデータを使ってライブラリ再構築ができます。

OS入れ替えの際に、iTunesライブラリをバックアップせずに作業をしてしまった場合はCopyTransが役に立ちます。iPodは携帯音楽プレーヤーですので、外付けHDDに比べて衝撃に弱い部分があります。落下などの衝撃で故障する場合がありますので、データの長期保存には向かないかと思います。

尚、CopyTransは「iPodライブラリ」を用いて「iTunesライブラリ」を再構築します。もし、iTunesの同期設定を「手動同期」にしていて、iTunesライブラリとiPodライブラリの内容が異なり、iTunesライブラリの設定を保存したい場合は、
1.2.の方法を選んでいただく方がいいかと思います。

iTunesライブラリもiPodライブラリも同じ、とにかく簡単に新しいPC、OSのiTunesライブラリを再構築したい!という場合はCopyTransをご利用いただくと手間なく作業できます。

このように、人によって様々な可能性があります。
長々と書いてしまいましたが、ご不明点があれば仰ってください。

ちなみに今回記事を書くために特別に返答頂いております。通常はこういう質問をしても返してもらえないかも。

追記: 質問をすると答えてくれるそうです。

そして記事へのコメントの追加、ありがとうございました。
もし私の回答した内容に関してウェブル様に問い合わせがありましたら、お知らせください。(もしくはサポートに直接問い合わせ下さるようお伝えいただいても結構です)

サポートアドレスも教えてもらいましたが、ここで書いてしまうとスパムを送信されてしまうと思いますので、多分公式サイトに記載されているかフォームなどがあると思いますので、そちらから問い合わせると良いようです。

追記: iTunes から iPod にデータを入れる際に音質などは劣化するものでしょうか。基本的には iTunes から iPod にデータを転送する際にわざわざ音質が落ちるなんていう処理もないものなんでしょうか。

iTunesからiPodへデータを入れる際の音質の劣化についてですが、音楽ファイルの音質劣化はファイルの圧縮によって起こります。iTunes→iPod転送時は、ファイル圧縮は行われていないと思いますので、「転送作業」に因る音質劣化は起こらないかと思います。ですが、この点については、プログラマに再度確認してみたいと思います。

ただ、iTunesライブラリに音楽を入れる際、音楽ファイルはAACやMP3形式に圧縮されますので、その作業による音質劣化はあり得るかと思います。そして音質は聴く環境・デバイスにも左右されますので、ここら辺は一言で言うのが難しいかもしれません。

追記: iTunes→iPod転送時の音質劣化の可能性

「iTunes→iPod転送時の音質劣化の可能性」について開発部に確認したところ、iTunesのデフォルト設定では、転送時に音楽ファイルの音質を変えることはないとのことです。

ですが、iPodとiTunesの同期設定のオプションで「ビットレートの高い曲を 128kbps AAC に変換する」にチェックを入れると、ファイル形式が変わりますので、この場合は音質に影響がある可能性があります、と開発部からの回答です。

というわけで、デフォルト設定では転送時には音質への影響はないようです。

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