今回青色確定申告の書類が届きましたので、可能な範囲で紹介していきます。開業届出書と青色申告承認申請書は提出済みのため私は青色確定申告です。このエントリーは管理人の学習メモ(日記レベルのもの)であり、参考にできるものでは無いと思いますのでご了承ください。
青色確定申告の書類
2月4日、確定申告の書類が届きました。現段階ではまだ、何がなんの書類かは私には区別ができません。
- 平成23年分 青色申告の決算の手引き(一般用) 8ページ
- 平成23年分 青色申告決算書(一般用)の書き方 8ページ
- 平成23年分 確定申告における納税の方法又は環付金の受取方法の…
- 平成23年分 所得税の確定申告の手引き 確定申告書B用
- 東日本大震災に係る寄付金の取り扱いについて
- 提出用封筒のチラシ
- 平成 xx 年分所得税青色申告決算書(一般用)
- 平成23年分の所得税の確定申告書B
- (納付書)領収済通知書
青色申告の勉強をする
今回参考にする書籍やサイト
この本を読んで勉強になったところや国税庁のサイトで調べたり、元からあった知識を複合して箇条書きにしています。基本は学んだことを私が後から思い出すためのメモ書きとなります。
基礎知識
- 1月1日〜12月31日までを「事業年度」と呼ぶ
- 1月1日〜12月31日までの経費と収入を申告することを「確定申告」
- この確定申告で昨年分の税金が決定する(支払いは今年)
- 税額確定は確定申告後1〜2ヶ月後
- 源泉徴収されていた所得税は環付金で戻ってくる
- 何かと割高な国民健康保険と住民税はこれで決まる
- 2月16日〜3月15日が確定申告の期日
- 青色申告特別控除は65万円(複式簿記)
- 青色申告は赤字の繰越が可能
- 総収入から経費を差し引いたものを所得と言う
- 課税対象はこの所得となる
- 青色申告は「事業所得」「不動産所得」「山林所得」を処理可能
- 確定申告時に返ってくるお金のことを「還付金」と言う
- 還付申告については5年間有効(過去サボった人向け)
- 医療費や社会保険料等は「控除」して無税にしてくれる
- 損益計算書(青色申告に必要)
- 貸借対照表(青色申告に必要)
- 総勘定元帳(損益計算書と貸借対照表の作成に必要)
- 事業主貸は個人が使った生活費
- 事業主借は個人の貯金から事業用口座への流入
- 複式簿記をつける場合は仕訳処理が必要(原因と結果)
- 一件の取引に一枚の仕訳伝票を作成する
- 借方は左側で貸方は右側
- 白色でも事業所得300万を越えると青色同様の帳簿義務発生
- 事業所得とは経費を差し引いた金額である
- 領収書やレシートが必ず必要
- 領収書をもらえない時は出金伝票
- 結婚式や葬式等で領収書がない場合は招待状等
- 銀行振込での支払いはそのまま証拠になる
- クレジットカードなどの明細も取っておく
- 自宅とオフィス兼用の場合は按分率で経費とする
- 光熱費・通信料・交通費も按分率で経費とする
- 手元に置いておく業務用のお金を現金と呼ぶ
- 銀行にある業務用のお金を普通貯金と呼ぶ
- クレジットカードの支払いを未払金と呼ぶ
個人への外注の場合5万円以下なら源泉徴収不要五万円以下の報酬に対する源泉徴収 – 税金 – 教えて!goo- 源泉徴収をした場合は支払調書を送る必要がある
- 減価償却費の定率法を適用するには事前手続きが必要
- 帳簿データとして「決算書類」「確定申告書の控」「総勘定元帳」「証拠書類」の保存をしておく必要がある
- 電子帳簿保存制度には事前手続きが必要
青色申告のために必要な事前手続き
これについては以前私で行なった際に記事にまとめてありますが、改めてまとめていきます。一応この本によると「青色申告したい年の3月15日か開業から2ヶ月以内」に手続きをするようです。
- 青色申告承認申請書を複式簿記で提出
- 個人事業の開業・廃業等届出書
- 青色事業専従者の給与に関する届け出(専従者がいる場合)
- 固定資産に対する「定率法」の届け出(事業開始時高額出費有)
- 源泉所得税の納期特例に関する申請書(人を雇用して給料支払有)
節税について
控除されるお金を把握して所得税を減らします。控除については国税庁の所得金額から差し引かれる金額(所得控除)が参考になりました。
- 災害や盗難などで資産に損害を受けたとき(雑損控除)
- 医療費を支払ったとき(医療費控除)
- 社会保険料控除
- 小規模企業共済等掛金控除
- 生命保険料控除
- 生命保険料控除の対象となる保険契約等
- 地震保険料控除
- 地震保険料控除の対象となる保険契約
- 一定の寄附金を支払ったとき(寄附金控除)
- 障害者控除
- 寡婦控除
- 寡夫控除
- 勤労学生控除
- 扶養控除
- 納税者が2人以上いる場合の扶養控除の所属の変更
- 配偶者控除
- 配偶者特別控除
- 基礎控除
節税を考えて法人化した場合について。
- 自分への給料を経費として換算することができる
- 決算期を自由に設定して混雑しない時期に処理可能
- 経費としての交際費に限度がある
- 常時法人税、法人事業税、法人住民税を支払う必要がある
源泉徴収とは
源泉徴収とは予め税金分を給料を渡す前に天引きするという仕組みです。今までは源泉徴収をしてもらう側だったためいまいち理解していませんでしたが、用は代わりに税金を納めてあげるということですね。源泉徴収はしないといけない。また、法人から個人に対する支払いの場合も源泉徴収される。法人に対する支払いの場合は源泉徴収は必要ない。
年末調整とは
年末調整というのがあります。ただ、こちらもサラリーマンだと全て会社任せですが、具体的にここで学ぶことができました。要は源泉徴収は「今年の収入を予測して予め天引きしている」が、年末になれば本当の収入が確定するので取りすぎていれば返るというカラクリ。確定申告を会社がしてくれるということです。
確定申告書作成手順
必要なものは以下のようです。
- 平成 n 年度分の所得税の確定申告書[B]
- 青色申告決算書
- 損益計算書
- 月別売上(収入)金額および仕入れ金額
- 減価償却の計算・地代家賃の内訳
- 貸借対照表
手順は以下のようです。
- 青色申告決算書(4枚綴り)を作る
- 所得税の確定申告書[B]
- 赤字の場合は損失申告書も作成
受付窓口で書類を完成させるなら「青色申告決算書4枚」「国保・年金の支払証明書」「生命保険の支払証明書」「認印」「環付金支払口座通帳」「カーボン紙」が必要だそうです。
Facebook でのアドバイス
Facebook でいろいろとアドバイスを頂いているのでそこも忘れないようにメモさせて頂きます。
青色申告が上手くできなくて遅れるとどうなるのか
- 多少遅れたくらいなら延滞税
- 悪質な脱税だと経費分が課税分、追徴課税や重加算税など
- 刑事罰になるのは1臆以上とかの場合
- 青色申告は経費の申告が通りやすい。税務調査が入るとまずいけど一説によれば税務調査は年収1000万円を超えないと入らない
- 平均課税制度で Web サービス売却など突然の高額収入の税金を安くできる。前年との比較が必要なため初年は活用できるかは不明
延滞税の計算については以下です。
勉強が終わったので書類作成の準備
ソフトを注文する
もちろん初回は細かい書き込みについては素人には分かるはずが無いと思っていますので、ソフトを使います。ということでやよいの青色申告を注文しました。毎年税金の仕組みが変わるらしいので毎月購入したほうが良いらしい。だけど1万円もしないソフトなので毎月買っても良さそうです。人によっては古いソフトで作ってみて、実際には税務署のツールを使うとかなんとか。これから調査していきます。
追加で購入する本
かなり評判の良い本のようです。2時間で読めると書いてあったので、改めて確認するためにも注文してみました。
さらに追求したい部分はこちらの本で勉強していきます。
おわりに
ひと通り勉強して覚えましたので概要は理解しましたが、具体的なアクションがまだ把握できません。ソフトもこれから届きます。確定申告の初日には税務署にいけるような状態になっていたいものです。もし相談に乗ってくれる人がいたらお願いしたいです。
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