はじめてのやよいの青色申告を使った書類の作成の不明点と無料サポートが分かりやすかった

やよいの青色申告を使って青色申告書類を作成しましたが、分からなくて困ったことを、初心者の言葉でサポートに問い合わせて回答を頂きましたので、メモがてらまとめておきます。

やよいの青色申告のサポートについて

回答まとめの前にサポートについてまとめておきます。

メールサポートはどこから使うのか

弥生株式会社のトップページの上部メニューから「サイトマップ」に入ります。その後「よくある質問(FAQ)」に入って「やよいの青色申告」を選択します。その後、どれか何でもいいのでカテゴリに入ると下にメールサポートへのリンクがあり、ここから問い合わせることができます。

サポートは無料で使えるのか

やよいの青色申告購入後、一定の期間は無料でメールサポートを利用することができます。このメールサポートが、かつて体験したすべてのサポートの中でもっとも分かりやすいので驚きました。正直、サポートが悪いという情報もありましたが、少なくとも私が問い合わせた段階では最高クオリティでした。点数をつけるのなら100点だと思います。

本当に具体的な回答ばかりで、感謝しています。このサポートのおかげで確定申告の基礎について理解できた部分もありますので、やよいの青色申告は初心者にはおすすめできるレベルです。

一度限りの取引先はどのように入力するのか

やよいの青色申告には得意先という機能があって、毎度取引をする会社はそこに登録しておけば後からドロップダウンで選択できます。しかし、一度限りの取引をした会社や個人の場合は登録したくないのですが、どうすれば良いのかという疑問について弥生株式会社のカスタマーセンターよりご回答頂きました。

一度限りの取引先を自由に登録する画面はどこか、および、登録する必要があるのかというご質問ですね。

取引先の登録は、[科目設定]画面で補助科目として登録が必要です。該当の取引先の金額をまとめて確認したい場合などに、集計できるようにするためです。しかし、一度しか取引がなく、金額をまとめて確認する必要がないという時などは、取引先を補助科目として登録しなくても問題はありません。

記載いただきましたように、補助科目は空欄(または「その他」などの補助科目を使用する)とし、[摘要]欄に取引先様名を入力しておくという管理方法もございます。

事業以外のお金の動きをどう記録するのか

事業以外のお金の動き、すなわち前の会社の給料の入力や私的な理由でお金を下ろす件について問い合わせたところ教えて頂きました。

前職で得たの給料の収入は、『やよいの青色申告』で記帳が必要であるか、事業で使用している口座から、私的な理由で預金を引き出した場合にどのような科目で処理すべきか、とのご質問ですね。

一般的には、事業で使用している口座の通常残高と、『やよいの青色申告』で管理している残高は合致させる必要があるかと存じます。今回のケースでは、記帳が必要と思われます。但し、事業で使用している口座や、事業用の現金に関わらない入出金の場合は必要に応じて、『やよいの青色申告』でも作成可能な確定申告書Bに直接記入を行います。(事業以外の給与所得や、保険金の支出など)

複数行の仕訳を入力する方法

事業用クレジットカードで個人用の買い物をしました。例として1000円中100円が個人用とさせて頂きます。すると以下のように書く必要があるとアドバイスを頂きました。

1
2
900 未払金 1000 普通預金
100 事業主貸

しかし、これをやよいの青色申告で書く方法が分かりません。どのような手順で書けばよいのかという質問に答えて頂きました。

ご質問は、記載していただきました仕訳を『やよいの青色申告 12』で入力する方法についてですね。今回のように複数行の仕訳を入力する場合は、[振替伝票]を使用します。手順をご参考に、操作をお願いします。

入力手順

手順についてはテキストベースだと分かりにくいので、私でブログ用に HTML で構築しました。

  1. クイックナビゲータの[取引]タブから[振替伝票]をクリックします。
  2. [振替伝票]画面で以下のように入力します。
    1. [日付]を入力します。「0215」のように直接入力するか、[▼]をクリックして、カレンダーの2月15日をクリックします。
    2. [伝票No]を入力します。初期値では、伝票番号は自動的に付番されます。
    3. [借方勘定科目]を入力します。ここでは「未払金」科目を選択します。
    4. [借方金額]を入力します。ここでは、「900」と入力します。
    5. [貸方勘定科目]を入力します。ここでは「普通預金」科目を選択します。
    6. 「普通預金」に補助科目を追加している場合は、[貸方補助科目]を入力します。
    7. [貸方金額]を入力します。ここでは「1000」と入力します。
    8. [摘要]を入力します。入力しなくても問題はありません。
    9. 2行目の[貸方勘定科目]を入力します。ここでは「事業主貸」科目を選択します。
    10. 2行目の[貸方金額]を入力します。ここでは「100」と入力します。
    11. 2行目の[摘要]を入力します。入力しなくても問題はありません。
  3. [借方合計]と[貸方合計]の金額が一致し、[貸借バランス]が0になっていることを確認し、[登録]ボタンをクリックします。

国民年金の控除がされない

国民年金を簡単入力で入れたところ科目が「事業主貸」で摘要にそれなりの項目名が入っただけで実際に控除されているわけではないようです。やよいの青色申告で所得から控除させるように入力する方法を教えて頂けないかという質問に回答頂きました。

国民年金ですが、こちらは、所得税確定申告書Bの社会保険料控除で控除するものになります。事業所得や不動産所得の経費にはなりませんので、仕訳としましては、事業主貸になります。

前の会社の源泉徴収税額はどう入力するのか

確定申告書Bに所得の内訳(源泉徴収税額)というのがありますが、ここはどのように入力すれば良いのでしょうか。私は今年はサラリーマンから個人事業主になったのですが、サラリーマンの時にもらっていた給与と源泉徴収税額を入れれば良いのでしょうか。その場合、所得の種類は「給与」などになるのでしょうかという質問への回答。

勤務されていた会社からの収入がある場合は、[○所得の内訳書(源泉徴収税額)]に入力を行います。[所得の種類]は、「給与」で問題ないかと存じます。

登録手順

HTML でブログ用に起こしました。

  • クイックナビゲータの[決算・申告]タブから[所得税確定申告書B]をクリック。
  • [所得税確定申告モジュール]画面が表示されます。[第二表]タブを選択します。
  • [所得の内訳(源泉徴収税額)]の黄緑色の項目をクリックします。
  • [所得の内訳書]の入力画面が表示されます。[新規作成]ボタンをクリック。
  • 必要な項目を入力し[保存]ボタンをクリックします。また続けて入力する場合は[保存して次へ]をクリックします。
  • [所得の内訳書]の入力が終了したら[帳票に反映]ボタンをクリックします。

以下のページが参考になるそうです。

おわりに

かなり初歩的なことかもしれませんが、初めての場合はいろいろ分からないことが多いので、弥生株式会社さんが神様のようにしか感じられませんでした。本当にありがとう弥生株式会社さん。やよいの青色申告12のパッケージの人物が誰か分かりませんが、凄く良い思い出になりそうです。

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